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語り場

ネタバレなものや140字で語りきれないものを不定期に吐き出す場所です。 出来た小説について語ったりもする。
2024
11,23

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2010
01,29

昨日、北方水滸伝を読み終わりました。

圧巻でした。

私は普段電車内で本を読んでいるのですが、帰りに最終巻の途中まで読み進めてしまって、止められなくなり部屋で毛布に包まりながらその他の全ての用事を完全無視して読み続けたのですが。
本当に、圧巻でした。涙が止まりませんでした。
長編の物語を読んだあとって放心状態になってしまい何事も手をつけられないことがよくありますが、昨日も読み終わったあとは北方好きの友達にメールを送るのと風呂入るのと寝るのしか出来ませんでした。
この物語に出会えて、本当によかった。そう言い切れる様な作品でした。
今、替天行道を読んでいるのですが、それだけでも涙がじわりと溢れ出しそうになります。腹の底から叫びだしたくなります。

私は、中学の頃北方三国志を読んで、初めて体中の血が滾るような小説に出会いました。
無我夢中で全13巻を読み終えて、何度も泣いて。
そのときからもう北方節にどっぷりとはまってしまった感があります。
うん、この人の作品以外に、ここまで涙を流せて熱くなれる小説を知らないんだ、私は。

一応、ネタバレはそれなりに避けているはずですが、ほんのちょっとだけ感想を追記に載せます。
未だにあのラストの悲しみが自分の中で尾を引いている感じです。
なので、この悲しみが消えない間に一応と思いまして。

すばらしい小説に出会えたことに、感謝を。
そして、学校の図書館に北方水滸伝全巻を頼んでくれた友人にも感謝を。

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終わったけれど、終わっていないんですね、北方の水滸伝は。
宋江は死んでしまったけれど、その志をついでいく人間がいる。
数多くの者が斃れたけれども、残った者達が志を抱いていく限り、その思いは伝わっていく。

ここでなんとなく、TKの星屑の「後に続く者たちがいるから、無駄ではない」という団長の言葉を思い出してしまいました。
切なくて、読んでいるだけでも涙が止まらない。けれど、彼らは戦い続けるんですよね。その先人達の思いも背負って。
だからこそ、あんなにもかっこよくて、雄雄しい。

あれだけの力強い作品を生み出した北方先生には本当に感服の一言しか出ません。
この水滸伝を生み出してくれて、本当によかった。
私は、この作品に出会えて幸せです。

……こう書いていると、なんだか楊令伝も読みたくなってくるな。
でも、我慢だ。だって一気読みしたいんだもん!
しかもハードカバーだから置く場所もないんですよね。嗚呼……

ぐだぐだと、私の語りにつき合わせてしまいごめんなさい。結構支離滅裂なことを言っている気もします。ごめんなさい文章纏めるのへたで!
でも語りたかったんだ。この作品については。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

そうそう、もし北方好きの方いらっしゃいましたら拍手からでもメールでも連絡ください。猛烈に語りたいです。
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暮兎とは同一人物です。
RPG・読書・海・鉱物・マグリット・児童文学などが好き。
幻水は親友とオベル一家を特にプッシュしてるが実質世界ごと好き。マイナーキャラが取り上げられていると喜ぶ。
APHにも最近どっぷりとはまった。北伊領。主に初恋からの芋とかが絡んでくる流れが好き。 
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