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語り場

ネタバレなものや140字で語りきれないものを不定期に吐き出す場所です。 出来た小説について語ったりもする。
2024
05,20

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2010
02,18

ついったー始めてみた。
それだけです。

一応リンク貼ってみました。

実は携帯から呟けないので、あんまり意味は無いのですが、それでも暮兎のいい加減な思考が垣間見れるかもしれません。
まあ、この日記だけでも十分残念っぷりは判るかもですが。

追記に本日の妄想内容(幻水)でものっけときます。

拍手ありがとうございます。幸せです。

拍手[2回]



※てけとー一発書きクオリティです。
※幻水の現代パロです。
※キャラこれでいいのか自分でもよくわかりません。

「……納得がいかない」

呻くように呟いた少年は、寝癖の残る色素の薄い頭を机にうずめたまま行儀悪くぶらぶらと足をゆする。
その呟きを聞きとがめた前の席の少年は鞄に教科書を詰める手を止めて、呆れ顔で後ろを振り返った。

「テッド、まだ言ってるの?」

「ああ、そりゃ言うさ。何度でも言ってやる」

地の底を這うようなドスの効いた声で口走ったテッドは、いきなりがばりと顔を上げた。
憤懣やるかたないといった様子で、呆れきった顔のままテッドの様子を伺っていた少年にびしぃっと指を突きつけて叫ぶ。

「かなり前から何人もにチョコくれって頼んでた俺より、な・ん・でお前の方がいっぱいチョコ貰ってんだよ!」

2月14日。バレンタインデー。
それは女子生徒の告白イベントと同時に、男子生徒達による仁義なき戦いが巻き起こる日である。

「しかも、俺は義理感丸出しのチロルチョコなのにお前は本命っぽいの混じった箱入りばっかとか、世のなかどっか間違ってるよな」

「別に僕は積極的にチョコが欲しかったわけじゃないんだから、僕に文句を言われても」

「かーっ! なんだよそれ、持てるものの余裕ってか!?」

「ただの事実じゃないか」

「そういうすかした態度が気に入らないんだよ! このっ、親友を差し置いて……!」

「テッド、自分がどんなに理不尽なこと言ってるか自覚してる?」

ぎゃあぎゃあとうるさいテッドに、少年は目にかかった前髪をかき上げながら溜息をついた。
前に向き直り、鞄の隙間に可愛くラッピングされた数個のチョコレートの箱を詰め込みながら、少年は大体さ、と言葉を続ける。

「『バレンタインデーに貰えるチョコの数で勝負しよう。勝った方が一週間おやつ独り占めな!』って勝手に言い出したのテッドじゃないか。僕はいいともなんとも言ってないのに」

「ぐ…………」

「しかもさ、テッドがチロルチョコなのは何人もの女子になんでもいいからチョコくれってしつこくねだったからじゃない? あんな頼み方されたら、チロルチョコぐらいしか上げる価値が無いって思われても当然だよ。むしろ、貰えただけありがたいと思ったほうがいいんじゃないかな」

「ぐぬぅ…………」

「自業自得だよ」

少年による冷静な指摘がぐさぐさと容赦なくテッドに刺さる。
反論できなくなったテッドは机につぶれると、その体勢のまま困ったように上目遣いで背を向けた友人を見やる。

「お前、今日俺に冷たくない?」

「だって、先に怒り出したのテッドじゃないか」 

ぱちり、と音を立てて革鞄の金具を止めると、少年は肩に鞄を引っ掛けて立ち上がった。
鞄を持っていない方の空いている手で、ショックのためかぐずぐずと未だ帰り支度を始めないテッドの肩を叩く。

「ほら、早く帰ろう」

「……どーせ、俺の気持ちなんか誰もわかっちゃくれないんだ。特に女子にちやほやされて箱入りチョコレートを何個も貰う奴なんかにはよ」

ふてくされたように机にかじりついてそっぽを向いたテッドに、もう一度少年は嘆息した。

「残念だな。今日はもう一つチョコを貰えるあてがあったのに」

「どーせお前が多く貰うんだろ」

「もしかしたらテッドがより多く貰える可能性もあったのに、テッドは帰ろうとしないし」

ぴくり、とテッドの耳が動いた気がした。
そっぽは向いたままながらも興味はあるようで、訝しげな口調でぼそぼそと問い返す。

「……それ、マジ?」

「まあね。その場の状況によるけど」

「よっしゃ、帰ろう」

言うなり机の中にあったチロルチョコだけを適当に鞄に放り込んで、テッドは金具を止めるのもそこそこに帰る気満々といった様子で立ち上がった。
恐るべき変わり身の早さである。

「現金だなぁ……」

「柔軟な対応と言ってくれ!」

悪びれず断言したテッドに呆れた視線を流した少年だが、やがてくすくすと笑い出す。
目元を和ませたまま、少年は先程とは打って変わった暖かい声でテッドを促した。

「じゃあ、さっさと帰ろうか。今日のおやつは特別製だって言ってたから、きっと待ちくたびれてるよ」

「ちょっと待った。もしかしてそのチョコをくれるあてって……」

「グレミオだけど?」

「…………」

多くもらえるって、そりゃ人数の問題じゃなくて量の問題ですか。
なんっつうか、そもそもの問題点が食い違ってるよ。
あえてなのか素なのかは知らないが、突っ込む根気も失せて再び机に突っ伏したテッドだった。


========================

なんっつうかやっつけクオリティ過ぎてごめんなさい。
でも書きたくなっちゃったんだ。衝動ということで許して欲しい。
でも、テッドはきっと親友よりチョコレートがもらえないという点だけは譲れない。

でも、きっと大丈夫。だって去年彼のための祭典あったし、10年越しに愛情注いでらっしゃる方もいるし。
多分全国のファンの皆さんは君を見捨てないよ!
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自己紹介:
暮兎とは同一人物です。
RPG・読書・海・鉱物・マグリット・児童文学などが好き。
幻水は親友とオベル一家を特にプッシュしてるが実質世界ごと好き。マイナーキャラが取り上げられていると喜ぶ。
APHにも最近どっぷりとはまった。北伊領。主に初恋からの芋とかが絡んでくる流れが好き。 
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