語り場

今日、アリスン・アトリーの「時の旅人」を読み終えまして、感銘を受けたのでここにも少し感想を書かせてください。

元々中学時代からこの本は母に薦められていたのですが、ハードカバーということもあり、私はなかなか手を出さずにいました。
けれど、実は先日母親に「薄桜鬼で感動したならきっとこれもいけるはず。泣けるよ」と渡されまして、それで読んでみることに。
そんな誘い文句を書ける母も母ですが、それに乗ってしまう私も私。
我が家はそんな家庭です。

で、読んでみて、実際泣きました。
最後の10ページぐらいでぶわっときますね、この作品。
しばらく物語の余韻に浸っていて、1時間は何も手につきませんでした。
凄く素敵で、切ない作品です。グリーンスリーブスがしばらくまともに聴けない気がします。
こういう力強い作品に出会った後って、「なんでもっと早く読まなかったんだろう？」と自分に自問することがままあるのですが、この作品に対してはそれはまったくありませんでした。心の中に、この作品の存在がすとんと落ち着いた感じ。むしろ、今読んでよかったなと思う気持ちの方が大きいです。
今だからこそ、この気持ちを味わえたのだと思います。読んでみて、本当によかった。

こういう古来からの名作は、難しくともやっぱり名作と呼ばれるだけの力があって、それを知らないってことは何だかそんをしていることなのかもしれない、と少し思いました。
これからは、今までより古典文学にも親しむ機会を作りたいです。

閑話休題。
前回記事への拍手及びコメントありがとうございます！　本当に嬉しいです。
コメント返しは追記にてさせていただきますね。

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